おもしろいけど、心臓に悪い。
『THE BOYS』について
プライムビデオで配信されているAmazonオリジナルのドラマのひとつ。
現在第3シーズンまであるみたいだが、わたしはまだ第1シーズンの3話までしか観ていない。
作品のあらすじは、アメコミのようなスーパーヒーローたちがいる世界でヒーローたちが好き放題やらかしているので、主人公たちがそのツケを払わせる!
といったような感じでしょうか。
普通のスーパーヒーローものでは、主人公が超能力などを手にしてヒーローとして悪と戦うというのが定番だと思いますが、
同作品ではそもそも正義として民衆に認知されているヒーローが実は裏ではとんでもない悪人たちだったという話になっています。
同作品の魅力
わたしが3話分だけですが観てみて感じた同作品の魅力は
- スーパーヒーロものお決まりの力を持つ者の責任
- ジャイアントキリング
- グロテスクな表現
力を持つ者の責任
「With great power comes great responsibility.」(大いなる力には、大いなる責任が伴う)
映画『スパイダーマン』
映画『スパイダーマン』で主人公・ピーター・パーカーへ叔父ベン・パーカーが残した言葉。
同映画を最後に見たのは10年以上前なのに、この言葉だけはずっと憶えている。
(どこかしらで引用されて目にする機会があったからかも知れないが)
この言葉はあらゆる権力者、実力者などの社会的強者のあるべき姿勢を端的に表していて、スーパーヒーローを扱う作品では共通したメッセージになっていると思います。
『THE BOYS』についても、登場するヒーローたちがダーティーなので逆説的にではありますが、他のスーパーヒーロー作品の例に漏れず同様の魅力がある。
ジャイアントキリング
『THE BOYS』では超人的な能力を持たない一般人である主人公たちが、超人の中の超人であるトップヒーロたちを倒すジャイアントキリングが作品の醍醐味のひとつ。
わたしもジャイアントキリング的なストーリーは大好きで、どのようなプロセスでジャイアントキリングを達成していくのかにワクワクします。
ストーリーで主人公たちがヒーローを攻略する方法を考えるときに、「自分だったら…」と主人公たちの仲間になったかのように思考を巡らせるのが楽しい。
ジャイアントキリングについて思考を巡らせていると、名作ゲーム『ワンダと巨像』を思い出しました。
構造として「主人公たち(一般人)」と「スーパーヒーロー」の関係と「ワンダ」と「巨像」の関係の類似性を確認し、
やっぱりジャイアントキリングってコンテンツとして魅力的だな、と改めて感じました。
グロテスクな表現
『THE BOYS』は非常にグロテスクな殺人シーンがあって、苦手な場合には注意が必要。
同作品のグロさは無意味なものではなく、リアリティを高めるために必要な表現であると思います。
ヒーローたちの凄まじい能力を「なんとなくスゴいパワー」ではなく、できるだけ現実に即したグロテスクな表現を用いることで、
ヒーローたちの能力の凄まじさと、その凄まじい能力を私利私欲のために使っているヒーローたちの邪悪さを現実感のあるものにしている。
まあ、現実感がありすぎてちょっと刺激が強すぎるような気もするが…😰
オススメは…しません
わたしが観た分までに感じた『THE BOYS』の魅力をまとめてみましたが、
正直に言えば、ひとにはオススメできません😥
理由はグロいからで、人によってはトラウマになるかもしれない…。
ネタバレになってしまいますが、第1話の開始数分でスプラッターな映像が。
日常的で穏やかな雰囲気の映像に油断していたわたしは、いきなりスプラッターな展開が起きたので衝撃が強く、思わず映像を一時停止してしまいました。
そのような刺激の強いシーンがあるので、視聴の際はある程度心の準備を整えてから観ましょう。
Thanks🐟
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