ゼミの活動を思い出すと、大学に通ってよかったと心から思う。
やっぱり本質って大事だと再確認
『「Why型思考」が仕事を変える――鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」』細谷功(PHP研究所、2010)
こちらの書籍を読んで、改めて「本質」をつかむことの重要性を再認識。
目的や本質を考える「なぜなぜくん」と考えない「そのままくん」を使った具体例がとても分かりやすい。
自分自身と「なぜなぜくん」「そのままくん」の二人を比較することで、自分の考え方を再認識することができた。
「なぜなぜくん」的な(Why型)思考をして、本質を掴むんだ考え方を心がけようとはしているのですが…
今回振り返ってみて、まだまだわたしの考え方は浅いなぁ…と。
「なぜか?」「本当か?」
同書を読んでいて大学時代のゼミの先生(担当教授。以下先生)を思い出しました。
先生がゼミの活動の中で何度も繰り返しおっしゃっていた言葉が「なぜか?」と「本当か?」でした。
ゼミ内での発表やディスカッションの中でわたしも「なぜ?」と何度も問われました。
思えば、わたしの発表や発言の内容が本質的ではなく、理解の浅い表層をなぞったようなものだったときに「なぜ?」と問いかけられていた気がする。
先生が「なぜ?」と問いかけてゼミ生が答えられない事については、次回のゼミまでに調べて全員の前で発表させられた。
当時はすごく面倒に思っていたが改めて考えてみると、教育として素晴らしいのではないかと。
「本当か?」もわたしを含めゼミ生を苦しめた(?)言葉。
演繹的にしろ帰納的にしろ、ゼミ生の主張の論拠の弱い部分を先生は「本当か?」という言葉で的確に指摘していた。
こちらについても当時は「できればわたしには言わないでくれますように…」と内心思っていたけど、学びのチャンスにあふれていたのではないか。
わたしが大学を卒業できたのも…
ゼミの活動の中では指導が厳しいので、先生はある意味恐ろしい存在でしたが、
指導が厳しい面も含めて、とても学生思いの尊敬できる人だと思っています。
わたしは引きこもりになって、大学を途中で1年半ほど休学し、復帰後もメンタル面に問題を抱えていました。
正直に言って、当時のわたしにとって複数人と濃密なコミュニケーションを必要とするゼミ活動に参加するのは難しいことだった。
にも関わらず無事にゼミ活動をこなし、卒業できたのは先生の支えがあったからです。
「どう考えても、当時のわたしみたいな厄介な学生を自分のゼミに加えるのはデメリットが大きいのに…」
と今更になってですが、先生への感謝がわきあがってきます。
Thanks🐟
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