高校・大学でもっと基礎教養科目をしっかりやっとけば…今から頑張ろう。
書籍について
『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』山口周(KADOKAWA、2018)
この本は、哲学を実用的な知識としてどのように活用すべきか?
という切り口で、著者がコンサルティングなど実務の現場で役に立った哲学思想について50の概念を紹介している。
著者の山口氏は学生時代には哲学・美術史学を専攻し、キャリアの中でBCGにおいてコンサルを経て、現在は経営者、大学講師等として幅広い領域で活動しているみたいです。
それと、同氏の著作『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』山口周(KADOKAWA、2018)
も読んでみたのですが、非常に参考になる情報の多い書籍でした。
今まで持っていた哲学に対する認識
恥ずかしながら、わたしが今まで哲学という学問に対して持っていた認識は
役に立たないウンチク
くらいのものでした😥
高校生のときも社会科の選択科目では政治経済と地理を選択して、
倫理の授業を選択しなかったので、哲学・思想史とは無縁の人生だった。
歴史に苦手意識があって、高校時代に必修科目だった世界史でいつも睡魔に勝てなかった記憶があります。
倫理の授業内容も、過去の哲学者・思想家を振り返るという部分に、歴史と同じ苦手意識が働いてしまいました。
政治経済は好きだったので、もう一科目は地理・歴史・倫理から消去法的に地理を選んだのですが、
現在でも高校時代に学んだことを覚えているは、結局好きな政治経済の授業内容だけですね…。
哲学って、そういう見方もできるのか!!
書籍の序盤でも述べられているのですが、
基礎的な教養がこそが大切で、哲学は教養を学ぶのに適している、という事実を読後の今はよく理解できます。
最近、簿記の学習で基礎がおろそかになってしまうと応用論点を理解することがむずかしい、というあたり前のことを自覚する出来事がありました。
教養を学ぶ、ということも同じことなんですね。
教養という基礎(土台)の上に、専門的な学問的知識を組み立てるほうが組み立てるのも簡単だし、
未知の知識と出会っても、土台がしっかりしていればなんとかなってしまう。
すべての学問に共通する考え方(教養)を学ぶという意味で、
過去にいろんな人たちが思考した事例から現在でも通用する思考様式を抽出して学ぶことのできる哲学というは
本当に教養を鍛える上で適している学問なんだ、哲学すげー!
と認識が180°変わりました。
歴史も学ぶべきか
教養を学ぶという意味において、過去の歴史についても学ぶべきかなと。
せっかく過去に起きたたくさん事例があり、そこから現在でも転用可能な概念がいくつも詰まっているのだから、
それを使わないのは、歴史を学んでいる人たちと比べて単純にディスアドバンテージを甘んじて受け入れているだけに思える😅
本当に歴史の知識から逃げて生きてきたので、伸び代だけは十分。
まずは自分が興味を持てる分野を探すことから始めてみようかと。
日本史にしても時代ごとに大きく分かれているし、
世界史になれば時間の広がりと空間の広がりが桁違いなため、1つや2つは興味が持てる分野もあるハズ。
まずは歴史モノのアニメや小説から入っても良いかもしれない。
好きになれるかが一番の難所ですね。
Thank you for reading🐟
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