小説形式のビジネス書です。事例もたくさん。
書籍について
『仕事は楽しいかね?』デイル・ドーテン、野津智子訳(きこ書房、2001)
著者のデイル・ドーテン氏はアメリカのコラム二スト。
書籍のなかで語られるビジネスや人生哲学についての内容は、作者本人の取材や経験に基づいて書かれている。
陽気な老人マックスが経験豊富なメンターとして、吹雪で多くの人が足止めを食らっている空港の中で一夜限りの講義を主人公(私)にしてくれる物語となっています。
ちなみに、主人公のモデルが著者で、マックスのモデルは著者の友人らしいですね。
書籍内では、実在する有名企業や有名実業家たちの実話が例としてたくさん出てくるので、内容の理解のしやすさと面白さが抜群。
つづいて、書籍内のマックスの言葉の中で、わたしが特に好きな2つの言葉を紹介します。
特に好きな言葉①『明日は今日と違う自分になる』
この言葉は、マックスが唯一の目標として掲げている言葉です。
この言葉には、人生を楽しむ、という強い意思が込められていて
現在では想像もつかない未来を手に入れる
というような意味で、私は理解しています。
たしかに、想像もつかないワクワクできる毎日が自分の未来にあると思えれば、人生は最高に楽しいのではないのでしょうか?
マックスは、
目標は人生にマンネリを生み出す(将来を簡単に想像できてしまう)ので、自分には必要ないと言います。
これについても、人生を楽しむ、という観点では実に的を射た内容だと思いました🏹
今のわたしが、なんの目標もなくがむしゃらにやっていくのはむずかしいかもしれないけど、いずれそう生きられたらな、とも。
マックスは、毎日常に変化しつづけることのむずかしさについても語ってくれます。
現状維持バイアスの働きに逆らい、未知に挑むことの困難さは凄まじいでしょうけれど、
その先に待っている、今の自分では想像もできないモノとの出会い、というのはスゴく魅力的なんだろうな🤔
と想像をかき立てられます。
特に好きな言葉②『あるべき状態より、よくあること』
この言葉を聞くと、わたしの中の最上志向や完璧主義の一面が騒ぎ始めます。
ビジネスの成功者や何かの分野のトップは常に、世の中や自分自身の基準(あるべき状態)よりもよくあろうとしている、というのです。
そりゃあ、そういうもんだろう。
と、わたしは最初に見たときはちゃんと理解できていなかったです。
現時点のわたしの解釈ですが、この言葉は
常にPDCAを回しつづけること
が成功・成果に結びつくのには不可欠
というふうに捉えています。
これは、成功者やトップに限らず誰でも実践したり、身につけるべきことではないかと思う。
わたしはできているだろうか?
現時点ではどう甘く見ても、できていません😰
少しずつでも身につけていきたい考え方・マインドセットです。
この本はこんな人におすすめ
- 仕事や日常生活に息苦しさを感じている人
- 堅苦しいビジネス書が苦手な人(小説なので読みやすいハズ)
- とりあえず何でもいいから読む本を探している人(誰でも『心に刺さる言葉』がきっと見つかります)
Thank you for reading🐟
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