【ロッテ新監督著書】『最高のコーチは、教えない。』をおすすめしたい3つの理由

最高の最高のコーチは、教えない。表紙

書影については、出版社の許可の有無を確認して掲載しています。

オススメしたい3つの理由

  1. 具体例が多く紹介され、わかりやすく、読みやすい
  2. スポーツだけでなく、他のことにも転用可能な知識
  3. 文章から著者の魅力が伝わってくる

著者について

著者は元プロ野球選手で、日ハム・ソフトバンクなどでピッチングコーチを歴任し、

ロッテの新監督に就任すると話題の、吉井理人氏です。

プロ野球のピッチングコーチとして実務を経験し、

筑波大学大学院大学院人間総合科学研究科体育学専攻課程で、スポーツコーチングを学んだ

コーチングの専門家です。

個人的な話ですが、出身地が北海道なので、吉井ピッチングコーチ(当時)の名前を聞く機会が多く、なんとなく名前が頭に残っていました。

Amazonのレビューも高評価だったので読んでみたら、すごく良い本だったので紹介したいと思いました😄

おすすめポイント①具体例が多く紹介され、わかりやすく、読みやすい

この本は主題は

『良いコーチ、良いコーチングとは何か?』

ということであると、わたしは受け取りました。

内容は専門的で、とても抽象的な論点を扱うので、普通であれば解説も抽象的になり、コーチングを知らない人は

「ちょっと何言ってんのかわかんない😅」

と、なりそうな抽象的な内容を著者の実際の経験を用いて、具体的に解説してくれています。

本当にたくさんの具体例を挙げてくれるので、専門書というよりも体験談やエッセイを読むような感覚で楽しく読み進められました。

具体例として語られる著者の体験には、

「確かにそうかも😌」

と、共感できるものも多く、読み手が内容を理解しやすくしようという配慮を感じました。

おすすめポイント②スポーツだけでなく、他のことにも転用可能な知識

書籍の中でも筆者が述べていますが、

コーチングの技術はさまざまな分野に応用可能で、本質的な部分についてはスポーツであれ、ビジネスであれ、その他のことに転用できる。

書籍ではコーチングの本質的な部分については特に力を入れて、たくさんの事例を用いて解説してれています。

プロ野球のピッチングコーチとプロ野球選手の事例を使って解説されている内容は、

コーチングの本質的な部分を残して、

例えばコーチを上司、選手を部下に変換すればビジネスシーンで使うことができる。

また、コーチと選手の両方を自分自身に変換して当てはめてみると、セルフコーチングを行うこともできます。

おすすめポイント③文章から著者の魅力が伝わってくる

文章から著者の魅力がにじみ出ています。

具体例として取り上げられている著者の体験談のほとんどが、失敗した体験であるところに誠実さを感じました。

都合のいい成功体験ばかりを挙げられるよりも、読んでいて

「これ、ホントに実際の体験なんだろうな」

と、思えます。

書籍では、『振り返り』という言葉が何度も出てくるのですが、

著者が自身の失敗体験を具体例として挙げているところでは、

必ずその失敗を『振り返って』学びに変えているので、

著者の『振り返り』が大事であるという主張に説得力があると感じました。

また、文章全体を通して、著者の性格が文章に表れているのも素敵なポイント。

表現が率直で、著者の情熱が一文、一文から感じられ、

人柄がなんとなく想像できるような体温のある文章だと思いました🥰

まとめ

コーチングに興味のある人、プロ野球が好きな人、マネジメントを学びたい人には特におすすめですが、

そうでなくても十分に読み物として面白い、魅力のある本だと思います‼️

わたしは早速この本を母に薦めました。

母の反応は……

「あ〜、ニュースでやってたあの人の本ね」

と、言ってました。

ロッテの監督に就任したら、日ハムがロッテに勝てなくなるのではないかと心配する母😫

わたしは野球に興味はないのですが、ロッテが今後どうなるかは少し気になってしまいます。

Thank you for reading😁

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