『チーズはどこへ消えた?』

チーズはどこへ消えた?

変化とうまく付き合っていきたい。

タイトルは知っていたが

本当にいまさらながら

『チーズはどこへ消えた?』スペンサージョンソン(著)、門田美鈴(訳)(扶桑社、2000)

を読みました。

タイトルを随所で耳にはするものの、ずっと読んでいなかったのですがついに。

日本語で出版されたのが20年以上前ということは原著はもっと前のはずですが、内容が色あせるどころかむしろ現在のほうが重要性を増しているように感じる。

また、内容の根幹となる部分についてはネズミ2匹と小人ふたりの計4者の登場人物で描かれる童話となっていて、

著者の伝えたい内容が抽象的すぎず、かつ具体的すぎず理解しやすく表現されている。

わたしは4者の誰に近いだろうか?

物語に登場するネズミのスニッフとスカリー、小人のヘムとホーの4者のうち自分は誰に近い考え方だろうか?

わたし自信を客観的に考えてみると、不本意ながらも一番近いのはヘムだ。

一度慣れてしまったことから抜け出せず、変化と向き合うことすら拒絶してしまうヘム。

読者として客観的な立場からヘムの振る舞いを見ると「彼のようにはなりたくない」なんて思ったのですが、

一方で、「今までの自分はどうだったか?」と考えると…「ヘムとあんまり変わらないかも😰」と思い至る。

ですが、少なくとも今はホーのように「このままではマズいのではないか?」と気づくことはできているので、

ホーがそうしたように、わたしも変化を楽しめるようになりたい。

変化のスピードが速まっているので

先にも触れましたが、同書が初めて出版されてから結構経つにもかかわらず所々でタイトルを耳にするのは、

ここ数十年ほどの各分野の変化のスピード・方向性が予測できないほどに高速化・多様化しているからなんだろうと思います。

変化の激しい時代を生きていくなかで「変化とどのように向き合っていくのか?」という態度やマインドセットが重要である、とわたしも思います。

また、わたしの目的である「人生を楽しむ」という視点から現代の変化の激しさは「(生きているうちに)楽しいものにたくさん出会える可能性が高まる」という意味でプラスに捉えたい。

そのように考えると、変化をもっとポジティブに捉えられる気がする。

Thanks🐟

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