内容がとても洗練されていると思う。
基礎を固めたくて
近頃、毎日少しずつですがビジネスマンの基礎知識をつけようと思いビジネス書を読む時間を設けています。
内容が比較的易しくて、対象としている分野の全体像が掴めるような入門的な書籍から読んでいます。
経営戦略、マーケティング、財務、意思決定、リーダーシップ、問題解決…などなど色々あるので自分が触れたことのある分野から。
財務の基本を確認しよう
わたしがもっとも身近な分野は財務だったので、まずは財務関係からと
『ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務』石野雄一(光文社、2007)
を読んでみました。
同書の内容は財務についての基本(幹)の部分だけを選び抜いている印象を受け、入門書としては最適だと思った。
わたしにとって同書の内容のほとんどはもともと理解できていた内容だったので、理解の確認作業が多くを占めた。
ですが、いくつか自分の認識が甘かった・ズレていたと感じる箇所があり、収穫は十分あったように感じます👍
株主資本コストに対する実務家の考え方
同書のなかでわたしの認識・理解の不足を感じさせられたものの一つが「株主資本コストの重要度」です。
株主資本コストの概要・計算モデルなどは知っていたのですが、書籍内で著者が実務上の経験を紹介している部分を読んで、
実務でこんなにも使われるものだったのか😵💫
と、今まで持っていた株主資本コストに対する認識を改められた。
資産の回転率
もうひとつ自分の認識・理解の不足を感じたのが「資産の回転率」について。
なぜ黒字倒産が起こるのか?
という話が、会計上の利益とキャッシュの流れ(フロー)のギャップについて語られる際によく話題になると思います。
わたしも、会計上の利益とキャッシュ・フローの乖離については重々承知しているつもりではあったのですが……😥
債権のサイト(回収期限)を短くして手元の現預金を厚くしておいたり、運転資金の借入をしないで済ませば(銀行の借入枠に余裕を持たせれば)
財務の健全性が向上する、という認識は以前から持てていたのですが、
投資機会を逃すこと(機会損失)を防げる、という認識がまるまる抜けていました。
これは非常に大きなヌケで、気がつけてよかったと感じる。
実務の話はためになると思った
理論は知っていたけれど、それを実務でどう使うのか全然知らない。
という状態に自分があることに気づくことができたのも収穫のひとつ。
そういう意味では、学者先生の書いた本だけではなく実務家が書いた本も読まなければいけないと思った。
書籍を読む(買う)前に著者のバックグラウンドについて、もう少し調べてから読む(買う)ようにしたい。
Thanks🐟
コメントを残す